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2026.07.21

飲食店のホームページ費用と相場
-「そもそもいらない?」の迷いにも実例で答えます

飲食店のホームページ費用と相場|「そもそもいらない?」の迷いにも実例で答えます

「ホームページ、そろそろ作ったほうがいいのかな。でも、いくらかかるんだろう」。

Instagramは更新している。食べログにも載っている。それでもホームページの話になると、費用の見当がつかなくて止まっている——そんな飲食店の経営者の方は多いはずです。

私は長崎でWebサイト制作をしています。飲食店のホームページを実際に制作し、公開後の変化まで見てきました。

この記事では、検索して出てくる「相場」だけでなく、私が実際に作った飲食店サイトの実額と内訳を公開します。金額の話をぼかさず書くので、見積もりを取る前の判断材料にしてください。
「そもそもホームページはいらないのでは」という疑問にも、後半で正直に答えます。

飲食店のHPいくら?

飲食店のホームページ費用の相場

まず、制作を依頼した場合によく提示される全国的な相場から整理します。

制作費の目安(テンプレート・オリジナル)

制作内容費用の目安
テンプレートを使った制作15〜30万円
オリジナルデザインでの制作40〜80万円
標準的な5〜10ページ構成40〜60万円
予約機能の追加+10〜20万円

幅が大きいのは、「何ページ作るか」「デザインをどこまで作り込むか」「写真や文章を誰が用意するか」で工数が大きく変わるからです。

参考までに、私の料金表は次のとおりです。

  • ライトプラン:10万円〜
  • シンプルプラン:30万円〜
  • スタンダードプラン:50万円〜
  • カスタムプラン:80万円〜

全国相場と大きくは変わりませんが、個人で制作しており、制作会社に比べて人件費や固定費が乗らない分、同じ内容なら価格を抑えやすい傾向があります。

プラン間の一番の違いは「各フェーズの確認期限と修正回数の制限」で、ライトプランは確認3〜7日以内・修正1〜2回という制限を設けることで、制作期間と工数を圧縮しています。

なお、地域の制作会社・フリーランスに頼む場合の相場感は、業種を問わずこちらの記事で詳しくまとめています。

維持費の相場(月額)

ホームページは作って終わりではなく、公開後も費用がかかります。相場は月2万円〜5万円程度で、内訳は大きく2つあります。

  • 実費:サーバー・ドメイン代
  • 保守費:バックアップ、WordPressやプラグインの更新、軽微な修正

私の場合、保守は月1万円で「月1回のバックアップ/WordPress・プラグインの更新/月2時間までの軽微な修正(メニュー変更・営業時間変更など)」を請けています。
飲食店は季節メニューや営業時間の変更が多いので、「月2時間の修正枠」は使い切りやすいはずです。

逆に、更新をすべて自分でやれる方なら、保守契約なしでサーバー・ドメイン実費のみという選択もあります。ただしWordPressの更新を放置するとセキュリティの穴になるので、そこだけは覚悟の上で判断してください。

なお、公開後にアクセスを伸ばしていく方法(SEO)については、別の記事で体系的にまとめています。

自作と依頼、どちらがいい?——無料ツール・フリーランス・制作会社の比較

費用を調べていると、必ず「ペライチやWixのような無料・低額ツールで自作すれば安いのでは?」という選択肢が出てきます。結論から言うと、自作が向いているケースは確かにあります。選択肢は大きく3つです。

3つの選択肢の費用感と向き不向き

選択肢費用感向いているケース手間
無料・低額ツールで自作(ペライチ・Wix等)初期費用ほぼゼロ〜ツール利用料のみまず店名・場所・営業時間を載せたい。自分で更新を続けられる文章・写真・更新・スパム対策まですべて自分
フリーランスに依頼10万円〜(私の場合)費用を抑えつつ、設計・写真・SEOまで任せたい打ち合わせと素材・原稿の確認が中心
制作会社に依頼50〜100万円が目安ページ数が多い、システム連携や広告運用まで含めて任せたい。組織としての安定した窓口を求める場合打ち合わせが中心

無料ツール自体は悪い選択肢ではありません。検索した人に店名・場所・営業時間を正しく伝えられるだけでも、何も無いよりずっと良い。「まずは自作で最低限、軌道に乗ったら作り直す」という順番も合理的だと思います。

自作サイトの落とし穴——実際にあったご相談

ただし、自作には落とし穴もあります。私が実際に受けたリニューアル相談に、こんなケースがありました(特定につながるため業種などの情報は伏せます。飲食店の話ではありません)。

社内の方がご自身で作ったというサイトを拝見すると、無料テンプレートがほぼそのままで、オリジナルの写真もほとんど無い状態。
そして問い合わせフォームは、迷惑投稿(スパム)が絶えなかったために閉鎖され、そのまま運用されていました。つまり、問い合わせの入り口が閉じたままのホームページだったのです。

これは自作を否定する話ではありません。
フォームのスパム対策やセキュリティは「作れるか」とは別の問題で、公開した後も誰かが面倒を見続ける必要がある、という話です。自作を選ぶなら、「作った後、誰が守り続けるか」まで決めておいてください。

飲食店のHPいくら?

飲食店のホームページ費用の内訳——見積書のチェックポイント

依頼すると決めて見積もりを取ると、今度は会社によって項目の書き方がバラバラで比較しづらいものです。
私の見積書を例に、どこを見ればいいかを整理します。

見積書に並ぶ項目と、必ず確認したい2点

私が実際に出している見積書は、おおむね次の項目で構成しています。

  • Webサイト制作基本料金
  • ディレクション費用
  • デザイン費用(トップ・下層ページ×枚数)
  • 実装・コーディング費用(各ページ+問い合わせフォーム+WordPress基本設定+セキュリティ基本設定+SEO基本設定)
  • 写真撮影・動画撮影(必要な場合)
  • インフラ整備・公開設定費用(サーバー・ドメイン周り)
  • ライティング費用・画像調達費用(必要な場合)

見積もりを比較するときに見てほしいのは、「セキュリティ対策」と「SEO基本設定(GA4・サーチコンソール等)」が入っているかです。ここが書かれていない見積もりは、公開して終わりになりがちです。安く見えても、後から「アクセスが計測できていない」「スパムだらけ」となれば結局手戻りの費用がかかります。

実は私自身、独立して最初の案件(飲食店ではなく別業種のサイトです)で、SEOやコンテンツ量・公開後の運用という「作戦」の部分を疎かにし、後から自費同然で作り直した経験があります。
「作る」ことだけに目が向くと、この項目は見積もりから抜け落ちやすい。だからこそ、比較のときは金額の大小より先にここを見てほしいのです。

費用が変わる要素——ページ数・デザイン・写真

費用を左右するのは、主に「ページ数」「デザインの作り込み」「写真や文章を誰が用意するか」の3つです。

中でも飲食店で差が出るのが写真です。

私は写真撮影を3万円〜/日(5時間以内)で請けていますが、飲食店のサイトは料理と店内の写真がほぼすべてと言っていい。スマホか一眼かの違いではなく、構図・色味・陰影・明るさという「出来上がりの品質」と撮影後の補正で差が出ます。実際、写真撮影が必要な案件で「私が自ら撮影します」という提案が受注の決め手になったこともあります。
手持ちの写真で品質が足りない場合は、撮影費込みで見積もってもらうことをおすすめします。

飲食店のホームページ制作の実例——私が約25万円で作ったサイト

相場の表だけでは「うちの場合いくらなのか」が見えないと思うので、実例を出します。2店舗を運営する飲食店(和食)ブランドのホームページを制作した案件です。

サイト構成(6ページ)

構成は次の6つでした。

  • トップページ
  • 店舗のコンセプト・店舗情報
  • メニュー(抜粋)
  • 会社情報
  • お知らせ
  • お問い合わせ

費用は、私の担当分(ディレクション・デザイン・実装・公開作業)で約25万円です。先ほどの相場表でいうと「標準的な5〜10ページ構成:40〜60万円」よりも安く収まっています。

ポイントは、ページ数を欲張らなかったことです。飲食店のホームページに必要なのは「どんな店か・何が食べられるか・どこにあるか・どう予約するか」に答えるページで、この6ページ構成はその最小限に近い形です。最初から10ページ以上の構成にして費用を膨らませる必要はありません。

公開後の効果——問い合わせ0件が月5件に

そして公開3ヶ月後の変化がこちらです。

  • 月間の問い合わせ:0件 → 平均5件
  • 月間の予約(電話&LINE導線):5件 → 15件

もともと問い合わせの受け皿自体がなかった状態から、ホームページが「予約と問い合わせの入り口」として機能するようになりました。※効果は案件・条件により異なります。

飲食店のHPいくら?

ここまで読んで「うちの場合の概算が知りたい」という方は、初回相談を無料で受けています。ページ構成と写真の有無が分かれば、その場でおおよその金額をお伝えできます。

飲食店にホームページはいらない?

費用を調べている方の中には、「そもそもInstagramと食べログで足りるのでは?」と迷っている方も多いと思います。正直に答えます。

いらないケース

いらないケースはあります。 常連さんだけで席が埋まっていて、新規のお客さまを増やす必要がない店なら、ホームページに投資する理由は薄いです。また、まずは無料ツールの自作で最低限の情報を載せておく、という段階の店もあるはずです。

必要なケース

一方で、新規のお客さま——特に観光客や初来店の人を増やしたい店には、役割分担の観点で必要だと考えています。肌感覚ですが、私が日常的に見ている平戸・松浦・佐世保では、個人経営の店でホームページを持っているのは1割未満。SNSを運用する店は5割ほどある一方、SNSが売上につながっているかは疑問です。

観光客はInstagramやGoogleマップを入り口にして、サイトがあればサイトも見ます。そこで営業時間・メニュー・予約方法が一覧できるかどうかが、「行く」の最後のひと押しになります。
逆にホームページがないと、Instagramで見つけてもらえても、メニューの全体像や予約方法が分からず離脱される。

実例で紹介した店の予約が5件→15件に増えたのも、InstagramやGoogleマップから来た人を受け止める「公式の受け皿」ができたことが大きいと見ています(※効果は案件・条件により異なります)。

SNS・食べログとの違い——媒体ごとの役割分担

「足りるのでは?」の迷いが生まれるのは、媒体ごとの役割の違いが見えにくいからです。整理するとこうなります。

媒体主な役割
Instagram新規のお客さまとの接点(拡散・発見)
食べログ等のグルメサイト店を比較して選ぶ人への露出・口コミの参照先
Googleマップ「近くの店」を探す人への露出と口コミ
LINE公式一度来た人の囲い込み・再来店
ホームページ店の公式情報の受け皿・信頼の裏付け・予約導線

食べログなどのグルメサイトへの掲載には、店を探し比べている人の目に触れるという意義があります。
ただ、載せられる情報や見せ方はプラットフォームの仕様の範囲に限られます。メニューの全体像やこだわり、予約方法を自分の設計で伝える「公式の受け皿」の役割は、ホームページにしか担えません。

どちらかを選ぶ話ではなく、役割分担です。

飲食店のHPいくら?

SNSを頑張っているのに集客につながっていないと感じるなら、足りないのは投稿の量ではなく受け皿かもしれません。すでにホームページがあるのに問い合わせが来ていない場合は、原因を別記事で解説しています。

飲食店のホームページ費用でよくある質問(FAQ)

飲食店のホームページを一番安く作るといくらですか?

私のライトプランは10万円〜です。ページ数を絞り、確認期限・修正回数に制限を設けることで価格を抑えています。全国相場でもテンプレート利用なら15万円前後からが目安です。

無料ツールで自作するのはやめたほうがいいですか?

やめたほうがいい、とは言いません。まず店の基本情報を載せる段階なら十分選択肢になります。ただし文章・写真・更新・フォームのスパム対策まですべて自分で担う前提です。本文の「自作サイトの落とし穴」も参考にしてください。

予約機能は付けたほうがいいですか?

追加費用の相場は5〜15万円ですが、まずは電話とLINEへの導線設置で十分なケースが多いです。実例の店も予約システムは入れず、電話&LINE導線で予約が5件→15件に増えました(※効果は案件・条件により異なります)。予約システムは席数・オペレーション上の必要が出てから検討で遅くありません。

写真は自分たちで用意してもいいですか?

問題ありません。ただし料理写真の品質はサイトの印象を大きく左右するので、手持ち写真に不安があれば撮影込を検討してください。

まとめ:飲食店のホームページ費用の要点

  • 制作費の相場は、テンプレート15〜30万円/オリジナル40〜80万円/5〜10ページ構成30〜60万円。維持費は月1万円〜5万円
  • 自作(無料ツール)・フリーランス・制作会社で費用も手間も変わる。自作を選ぶなら「作った後、誰が守り続けるか」まで決める
  • 私の実例:6ページ構成の飲食店サイトを担当分約25万円で制作。公開3ヶ月で問い合わせ0→月5件、予約5→15件(効果は案件・条件により異なります)
  • 費用を左右するのはページ数・デザインの作り込み・写真。最初は最小限の構成で十分
  • 見積書では「セキュリティ対策」「SEO基本設定」の有無を確認する
  • Instagram・食べログとは役割が違う。新規客を増やしたい店には「公式の受け皿」としてホームページが効く

「うちの店の場合、いくらで何ができるのか」は、構成と素材の状況で変わります。初回相談は無料ですので、見積もりだけでもお気軽にどうぞ。長崎県内(平戸・松浦・佐世保)は対面でのご相談も可能です。


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永田有佑

永田有佑

ながたプログラミング代表
平戸市在住。Web制作・SEO対策・コンサルティング。

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FAQ

よくあるご質問

お問い合わせをいただく前にご確認いただくと参考になるかと思います。

  • A

    当方のライトプランは10万円〜ご用意しています。
    一般的に、制作会社に依頼した場合の相場は小規模サイトで60万円〜が目安です。
    ホームページ制作の料金やプランの詳細はサービス・料金ページをご覧ください。

  • A

    はい、全国どこでもリモートで対応可能です。
    オンラインミーティングやチャットで打ち合わせを行い、これまで県外のお客様の制作も問題なく進めてきました。
    もちろん長崎市・佐世保市・平戸市・松浦市など長崎県内の方も歓迎しています。お気軽にご相談ください。

  • A

    はい、大丈夫です。
    フリー素材の活用、または写真撮影(別途お見積もり)もご依頼いただけます。
    文章についても、ヒアリングをもとに私がたたき台を用意し、一緒に作り上げていきますのでご安心ください。

  • A

    はい、月額保守プラン(月額1万円〜)をご用意しています。
    サイトの更新代行・トラブル対応・バックアップなどを継続的にサポートします。

  • A

    もちろん可能です。無料お見積もりは、簡単なヒアリングで対応いたします。
    「自社の場合いくらかかるか知りたい」だけのご相談も歓迎です。LINEでのご相談も可能です。

成長と結果、実績にこだわって制作させていただきます。
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「どんなサイトを作ればいいかわからない」という方も大歓迎。
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